妊娠線は太ももにもできる!太った・むくんだ・太ももがかゆいと思ったら危険信号
太ももに赤い線!もしかして妊娠線?
「妊娠してお腹が大きくなってくるにつれて、お腹のまわりに妊娠線ができるらしい・・気をつけなくちゃ!!」と、お腹まわりは一生懸命ケアしていたけれど、ふとあるときに、太ももに赤い線が出ていることに気がついてしまった・・・。そういえば、最近、太ももが太くなった気がするし、なぜかかゆかったような・・・。
そうです。これも残念ながら、妊娠線なのです。
そもそも妊娠線とは
いわゆる妊娠線とは、妊娠によって急激にお腹が大きくなったことにより、同時に引き伸ばされた皮膚がその伸びに耐え切れずに、皮下組織の一部が断裂してしまい、赤紫や赤茶色の線状の痕となってしまったものです。
初期症状としてかゆみを感じることが多く、「なんだか最近かゆいなあ」と思ったら、妊娠線ができていた、というケースもよく見られます。
妊娠によって最も身体の変化が大きいのはお腹です。なので、お腹は、妊娠線が一番できやすい箇所ではあります。一般的にも、「妊娠線=お腹にできる皮膚の断裂痕」という印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
しかしながら、実は、妊娠線ができるのは、お腹だけないのです。
妊娠線はお腹だけじゃない!妊娠線のできやすい場所とは?
妊娠線は、「肉割れ」の状態です。
「肉割れ」とは、皮下組織の下の脂肪細胞が急激に大きくなった際に、引き伸ばされた皮下組織の伸縮性が足りずに、断裂してしまった結果、痕として残ってしまったものです。妊娠期にできてしまった「肉割れ」を妊娠線といいます。
妊娠中は、ホルモンバランスやつわり等の影響で、皮下脂肪がつきやすい時期です。お腹が大きくなるだけではなく、非妊娠期でも脂肪のつきやすい箇所は、ますます脂肪がつきやすくなっています。
お腹だけでなく、急激に皮下脂肪がついてしまったところには、妊娠線ができてしまう訳です。
〔妊娠線のできやすい箇所〕
・お腹
・二の腕
・胸
・おしり
・太もも
妊娠線の予防に大切なのは3つのこと
それでは、妊娠線は、できないように予防することはできるのでしょうか。
妊娠線は、「急激な皮下脂肪等の増加により引き伸ばされた皮下組織の断裂痕」です。
「急激な皮下脂肪等の増加」についてですが、妊娠期の脂肪の増加をコントロールをするは、なかなか難しいことです。
では、「引き伸ばされた皮膚」に注目して、妊娠線ができるメカニズムを掘り下げて見ましょう。
皮膚は、表面から順に、表皮、真皮、皮下組織の三層でできています。脂肪細胞が肥大化することで、皮膚が急激に引っ張られます。 三層のうち、表皮はある程度の伸縮性を持っていますが、真皮、皮下組織の一部は伸びにくくなっています。急激に引っ張られたことに耐え切れず、真皮の主成分であるコラーゲンや弾性線維(エラスチン)に亀裂が生じてしまいます。この亀裂が、表皮に赤紫や赤茶色の線となってあらわれたものが、妊娠線です。
皮下組織の下で急激な伸びが起こっても、皮膚に潤いや弾力があれば、一緒に伸びることができます。しかし、皮膚が乾燥したりトラブルのある状態であると、その伸びに耐え切れずに断裂してしまうのです。
乾燥や劣化してしまった輪ゴムは、すぐに切れてしまう状態と、非常に似ていますね。
妊娠線ができないようにするためには、肌の状態が整っていることが重要といえます。
そのために、3つの大切なことをあげてみますね。
1.保湿
肌の状態が整っている、つまり、健康な肌のまず第一の条件は、しっかりと保湿されて潤いが充分にあることです。
水分がきちんとあり、弾力性のある状態は、伸びがよく亀裂が起きにくいです。
つまり、妊娠線ができにくい状態といえます。
そのため、妊娠線対策には、保湿は大変重要です。
2.コラーゲン細胞の再補修機能→コラーゲンを生成する繊維芽細胞を活性化させる?
妊娠線は、急激に皮膚が引っ張られた際に、真皮の主成分であるコラーゲン等に亀裂が生じたものです。この切れてしまったコラーゲン、何とかならないのでしょうか。
そこで、シラノール誘導体という成分に注目してみましょう。
シラノール誘導体は、ケイ素化合物で構成されていて、コラーゲンを再構築、修復する作用があります。また、海外では妊娠線対策に有効という実績もあり、その効果は注目されています。
シラノール誘導体を構成するケイ素は、皮膚にも存在するミネラル物質で、保水力が非常に高く、健康な肌の維持に欠かせない成分です。高い浸透力で、肌の奥までしっかりと潤いを届けてくれます。
保湿に加えて、コラーゲンの生成に働きかけてくれる成分、シラノール誘導体。妊娠線の対策においては、大注目の成分ですね。
3.肌の柔軟性
妊娠線を作らない=肌の内部に亀裂を作らないようにするためには、肌に柔軟性があることが必須条件です。
保湿をしっかりとして肌に充分な水分をキープし、コラーゲンもしっかり生成された状態で弾力のある肌は、柔らかく、亀裂が起こりにくい状態です。
そんな柔らかい肌をずっと保っていられれば、妊娠線の悩みは解消できるかもしれませんね。
必要な機能がしっかりと揃ったアイテムで、気になる箇所をやさしくマッサージしながらケアすると、必要な成分もいきわたりやすく肌の代謝も促進され、更に効果的です。
妊娠線予防におすすめな妊娠線予防クリーム3選
妊娠線を予防するには、潤いがあって柔らかい、整った肌でいることが大切です。
巷には、妊娠線を予防するための専用の商品がたくさんありますが、正直、どれを使っていいのか迷ってしまいますね。
その中でも、特におすすめな商品な商品を、厳選して3つ、紹介いたします。
1.ベルタマザークリーム
マザークリームで、売り上げ、満足度、人気度で第1位!(2016年統計研究所調べ)
「届ける」と「整える」成分に徹底したこだわりをもつ、妊娠線対策に定評のある商品です。
コラーゲンの生成に働きかけ、浸透力の高いシラノール誘導体、高い還元力の期待できるヘスペリジン、肌を内側からケアしてくれるコエンザイムQ10等が、奥へグングン浸透し、ヒアルロン酸の2倍の浸透力のあるスーパーヒアルロン酸や細胞の活性化に一役買う葉酸等で、潤いのあるお肌に整えてくれます。
更に、オーガニック原料を使用し、においやデリケートな肌でも心地よく使える、安心無添加です。
2.ママケアクリーム
妊娠時のお肌の状態に着目し開発された、妊娠線専用のクリームです。リピート率は驚きの97.8パーセント!
コラーゲンの生成に働きかけ、浸透力の高いシラノール誘導体、長時間保湿を実現するアクアスピード、肌本来の健やかな力を取り戻すEGF・HGF、内側からのめぐり力を高め、ハリとツヤをキープする葉酸・APPSといった、高機能な美容成分がたくさん配合され、頼もしい商品です。さらに、6つのオーガニック素材は使用しつつも、香料や着色料等の余計なものは添加しないという、デリケートな妊婦さんには嬉しい配慮もある、一品です。
3.AFCマタニティクリーム
女性100人の声から生まれた、マタニティクリーム。
女性のめぐりをサポートする葉酸を惜しみなくたっぷり配合し、きれいな肌をキープしてくれます。
肌を整えてくれるアラントイン、肌に潤いを与えてくれるライマメ種子エキス・ダーマクロレラで肌のきれいをサポートしてくれ、香りに敏感な妊娠中にも心地よい天然アロマオイル・ネロリ(ビターオレンジ)がほんのり香り、リラックスできます。
何回塗ればいいの?
妊娠線の予防クリームは、どのくらいの頻度で塗ったらいいのでしょうか。
ベストなのは、気がついた一日に何度も塗る!です。
とにかく常に肌を乾燥させずに、柔らかい状態にしておくことがポイントです。
妊娠線ができ始めは、かゆみから始まるケースが多いです。それは、乾燥によって引き起こされると考えられますが、かゆみ、乾燥が酷くならないように、早めにしっかり塗りましょう。
しかしながら、妊娠期の肌はデリケートです。妊娠線予防クリームを塗ってもかゆみが治らない、酷くなってしまった場合は、速やかに専門医を受診してください。
忙しくて一日に何度も塗れない!そんな方は、お風呂上りと着替えるときに、ついでに塗る、というのはいかがでしょうか。また、何度も塗れないお忙しい方は、少ない回数でも肌の奥まで浸透しやすく、保湿性等の機能の高いクリームを選ぶと安心ですね。
みんなはいつできた?
2017年に実施したアンケートによると、妊娠線のできた妊婦さんのうち、44%の方が、妊娠8ヶ月の時に初めて妊娠線ができたと回答しています。
また、妊娠9ヶ月の時に初めて気がついた方が16%、妊娠10ヶ月の時に初めて気がついた方が15%と、妊娠後期に妊娠線ができたとわかった方の合計は、75%になります。
妊娠線は、お腹が急激に大きくなる妊娠後期にあらわれやすいようです。
多くの方が、妊娠後期に妊娠線の発生を認識しているようですが、予防は早いうちから手を打つことが大切です。
急激な身体の変化が起こる妊娠後期に備えて、早めに妊娠線対策を始めましょう。
どこにできやすい?
同じく2017年に実施したアンケートによると、妊娠線ができた妊婦さんのうち63%の妊婦さんがお腹(わき腹も含む)に、15%が胸、12%が太もも、7%がおしり、その他が4%という内訳になっています。
やはりお腹は圧倒的にできやすい箇所といえますし、妊娠によりサイズアップする胸にも妊娠線はできやすいですね。
それに次いで、太ももにも12%もの方ができた、と回答しています。やはり、太ももにも妊娠線ができやすいのですね。
妊娠線を消すことは可能なのか?
すでにできてしまった妊娠線、消すことはできるのでしょうか。
残念ながら、一度できてしまった妊娠線は、完全に消すことはできません。
ただ、薄くすることは可能です。
妊娠時期は、赤茶や赤紫色の妊娠線ですが、出産後しばらくすると、白っぽくなりだんだん薄くなってきます。
この「薄くなりかた」は個人差があり、ケアの仕方でも結果が違ってきます。
きちんとケアをすることで、肌のターンオーバーがしっかりと機能すれば、妊娠線も薄く目立ちにくくなります。
妊娠線ができてしまっても諦めずに、しっかりとケアを続けましょう。
ちょっとできているのを発見した場合は?
ちょっとできてしまったのを発見した場合も、諦めずに、これ以上酷くならないように、しっかりとケアしましょう。
「2~3本できてしまったけど、シラノール誘導体の入ったクリームを使い出したら、その後はほとんど目立たなくなった!」という方もいるようです。
継続してクリーム等を塗り続けることが、大切ですね。
予防方法でNGなこと
妊娠線を予防する上で気をつけたいこと・NGなことは2つあります
①急激に脂肪を増やしてしまう
②保湿など肌のケアを疎かにしてしまう
①急激に脂肪を増やしてしまう
妊娠線は、「急激な皮下脂肪等の増加により引き伸ばされた皮下組織の断裂痕」でしたね。
簡単なことではありませんが、「急激な皮下脂肪の増加」に気をつけなくてはなりません。
食べすぎや、食事の内容等にも気をつけましょう。
②保湿など肌のケアを疎かにしてしまう
急激に皮膚が伸ばされる状況になってしまっても、それ以上に肌に潤いと弾力性がしっかりと保たれていれば、皮下組織は断裂せずに済みます。ですから、保湿をしっかりとして、皮膚を柔軟に保つことが非常に重要です。
さて、妊娠線の予防には、妊娠線専用のアイテムでないとダメなのでしょうか。
全くもってダメ、ということはないでしょうが、効率的に妊娠線の予防をするためには、専用のアイテムを選ぶほうがベストな選択です。
妊娠線専用のアイテムは、妊娠線ができるメカニズムやそれに対する効果をしっかりと研究し、妊婦さんが使用して安心な原料で、妊娠線にしっかりと焦点を当てて作られています。
妊娠線専用のアイテムを使うことが、妊娠線予防の近道といえるでしょう。